ホーム > 股関節理論とは?
様々な動きの起点となる“股関節”に注目し、長年の股関節治療の中から生まれた理論です。 股関節のズレを整え、しなやかな身体・完璧な股関節に導くことで、運動力学に裏付けされた理想の動き(フォーム)ができるようになり、ハードトレーニングによって追い込んでも壊れない肉体、自身でケアできる身体へと導くことで、飛躍的身体能力に引き上げることを可能とします。
※股関節理論の定義
多くのスポーツ障害は、股関節のズレによる身体の硬い人たちに起こる骨盤後傾が主因であることが大半です。しかし骨盤後傾は、股関節治療でしなやかな身体(完璧な股関節)に導くことで改善します。そして、それにより動作・姿勢が改善され、体が効率よく使えるようになります。その結果スポーツ障害の克服はもちろん高重量でのウエイトトレーニングも可能となり、飛躍的身体能力に引き上げることができるようになるのです。
元山裕司君の集中治療10日間の変化
股関節理論に基づき、身体の硬い患者さんの股関節をいかにして広げるかに主眼をおき、身体の硬さ・骨盤後傾の主因である股関節のズレを整え、左右対称に股関節を完璧に開かせることで、しなやかな身体へと導く治療法です。
また股関節活性トレーニングを取り入れながら、股関節を繰り返し徐々に開かせていく過程で、神経系の改善や長年にわたって生じた股関節周辺の筋肉および靭帯の癖を取り、股関節の安定・骨盤の歪み・骨盤後傾の改善を行う治療でもあります。その結果、動作・姿勢改善などにより、理にかなった動きが出来るようになる事で腰痛・膝痛・肩痛・肘痛に代表されるスポーツ障害の改善にもつながります。
T・N君の動画ストレッチ
遺伝的に180cmを超える子で、14~16歳のころ運動能力にある程度秀でていれば、十分に可能だと私は考えています。 そして身体能力を高校3年生の夏までに、スクワットMAX200kg以上、背筋力MAX220kg以上になれば、MAX140km以上のピッチャーを育てることができます。 それには完璧な股関節、つまりしなやかな身体であることが絶対条件です。
股関節理論によれば、完璧な股関節にすることで、180cm前後の選手であれば、2~3年でスクワット170~180kg×10回を5セット以上あげられるパワーを身に着けることができます。おそらく背筋も220kgは超えられるでしょう。その結果、球速と球の切れを増す事が可能。(ただし、オフシーズンのスクワット・トレーニングは、練習の最初に行う事が重要。シーズン中も週一回スクワット・トレーニングを練習の最初に入れるのが重要。その結果、高重量のスクワットが可能になります。)
また、股関節理論による実践経験から、MAX130km前後のピッチャーが約1~2年股関節治療後、高重量でのスクワット・トレーニングおよび蹴り込みトレーニングを取り入れる事で、球速5~10kmアップも可能だと思っています。
「アスリート育成において大切なことは・・・」
アスリートが股関節治療によって股関節を完璧にするということは、アスリート育成において 一流を目指すためのスタートラインに立たせることに他なりません。