ホーム > 治療例ブログ > 10日間の集中治療合宿例 > 集中治療合宿2018.2
2018年02月15日
法政大学・3年 ・ 菅野秀哉君
腰痛とハムストリング痛の改善、柔軟性・パフォーマンスの向上のため来院
2018.2.1(整復前)⇒2018.2.5(整復後)
①菅野秀哉君・整復前・2018.2.1
②菅野秀哉君・整復後・2018.2.7
④菅野秀哉君・投球変化(セットポジション)2018.2.1~2.5.
治療後の感想文
「私が山内整骨院に来た理由としては、同じ大学の森田君が先に集中治療を受けて、股関節や肩関節の柔軟性が出て、指のかかりが良くなり、ボールにキレが出てとても良いと言っていたので、自分も柔軟性を出したいと思ったからです。また私は椎間板ヘルニアの影響で、腰やハムストリングが痛く、今後の野球生活に支障が出るのではないかと思ったからです。
法政大学で山内先生が講演をして下さった時に、私の股関節と肩関節をみて下さったところ「ズレ」があり、その時は半信半疑でしたが、山内先生を信じてみることにしました。
福井の山内整骨院に来て、どのようなことをして治すのかと思っていたのですが、初日に股関節と肩関節の整復をした後は、治療の他に単純なストレッチ・サンドバック蹴り(股関節活性化トレーニングの一つ)など、意外と簡単な事でした。毎日朝起きてサンドバックを蹴り股を開く等々、繰り返していました。最初はサンドバックを蹴るのも足が痛くぎこちない蹴り方になっていたのですが、日を重ねるにつれて良い蹴りになり股も開くようになったと思います。
整復前は姿勢が悪く長座も全然腰が倒れない状態でしたが、整復後毎日サンドバックを蹴り股割りをし、山内先生のとても痛いマッサージを受けていくと、股を広げて前屈をしたと時に、オデコが床に着くようになりました。
そしてサンドバック蹴り・股割りと並行して、ピッチングの体重移動もしていきました。私はこの体重移動がとても重要だと思いました。私はトップを作るのが苦手で、脚が着地してもまだトップには上がって来ていなくて、肘に負担がかかるフォームになっていました。肩関節のズレを改善して頂き、体重移動でトップの位置を一直線に頭の上まで持ってくることを意識してやると、しっかりとトップを作る事が出来ました。
体重移動がしっかりできると、投球フォームにも変化が出てきました。先ずはセットポジションに入って左足を上げるにも上げやすく、しっかりと右足に体重が乗せやすくなりました。そのため上半身が突っ込むことが無く、右足で我慢することでタメが出来ました。そのタメが出来た時のトップの位置と左手の使い方が大切で、トップの位置は体から線上に遠くへボールを置くようなイメージで、左手はやや高くしてしっかり腕を延ばすのが大事だと思います。この形が出来たら、上半身を開かないままステップをすることが大事です。
このようなことに気を付けながら投球したところ、整復前のフォームと見比べて、下半身の沈み方が全然違い、股関節にしっかり体重が乗り、胸の張り方がとても良くなっていることが分かりました。
またトップの位置が頭の近くにある事で、肩甲骨を使って投げる事が出来るので、肩や肘の負担を減らす事が出来ると思いました。今まで投げる時に肘が緩む癖があるのも治りました。この良いフォームを完璧にものにする事が出来れば、春のリーグ戦でもしっかりと結果が残すこちが出来ると思います。
このフォームをものにするにも、今までやってきたことを継続して法政大学でも練習をしていき、法政大学を優勝させれるような投手になりたいです。
この10日間の合宿費用を出してもらった両親には感謝をして、今年ドラフト1位でプロ野球選手になり恩返ししたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」
法政大学・3年 ・ 鎌倉航君
腰痛の改善、柔軟性・パフォーマンスの向上のため来院
2018.2.1(整復前)⇒2018.2.5(整復後)
①鎌倉航君・整復前・2018.2.1
②鎌倉航君・整復後・2018.2.6
③鎌倉航君・投球変化(セットポジション)2018.2.1~2.5。
治療後の感想文
「まず初めに大学に入りプレーをする中で違和感を感じたのが、スローイング、投げるという動作でした。学年が上がるにつれて、指にかかるという感覚が無くなっていき、3年時にはどう投げていいか分からないという状態にまでなっていました。そして理に適った投げ方をしていない為、肩や肘に負担がかかり、怪我をするという悪循環に陥ってしまいました。
そんな時に山内整骨院の院長の講義を聞き、股関節のズレや柔軟性の欠如が、スローイングにも大きく関わっていることを知り、今回合宿に参加することを決めました。院長の話を聞いていく中で、自分の症状を当てはめていくと、ウエイト時の股関節のはまり方や、重い重量を扱った時に左の腰だけに痛みが出るなど、いくつか症状がありました。これらの事が少しでも良い方向へ進むようにと、今回合宿でトレーニングを重ねました。
具体的には、初日に股関節と肩関節の整復を行いました。整えた上でサンドバックを蹴る、股割りをするという動作を繰り返し行い、徐々に股関節の開きや柔軟性を高めていきます。サンドバックを蹴る上でも、力の入れ方や蹴り方など日に日に良くなっていくのを実感しました。その中で合宿後半に、蹴る際の「しなり」が出てきて、より良くなったと思います。サンドバックを蹴るのは傍から見たら楽に見えるのですが、実際にやってみるととてもキツイです。股割りもインターバルに行い蹴り進めることにより、徐々に低く広く足が開いていきました。やればやった分だけ成果が出るので、きつかったですが、とても充実していました。
体重移動やシャドーピッチングなども積極的に行いました。指に掛からない、投げ方が分からなくなる人は、全体的にフォームが小さくなりがちのように思います。投球動作時にトップに入るのが異常に早くなったり、受け手の方向に伸びていかないなど、小さくまとまってしまうことが多く見られます。自身もそうなっていたと思います。ですが、ズレの改善後、スローイングに必要な正しい動きを身体に染み込ませる為の体重移動やシャドーピッチング等を意識してやっていくにつれ、少し良くなったように思います。身体を動かす、操る上での知識、引き出しが増えたと思います。股関節を整復し、サンドバックを蹴り、股割りをするだけでは決してスローイングは良くならないと思います。それらをしたことにより下半身の粘りは出ることに間違いないと思います。その粘りを上半身との連動に繋げない事には、スローイングは上達しません。連動させるためのコツが、今回の合宿で少し掴めたのではないかと思います。柔軟性が高まった上に、そのコツを掴みかけているという事が、今回の一番の収穫です。
前半に撮影した動画と後半に撮影した動画を比べると、全体的にゆったりしたフォームになり、シナリが出てきたように思います。まだまだ改善点はありますが、今までとは違い、その点が明確になってきているので、その部分をグラウンドに戻った後も突き詰めていきたいと思います。
今回10日間の合宿に参加して、日に日に体に変化が出て来るのが分かり、とても有意義なものになりました。大学に入ってから、自身全く結果が出ていません。今年はラストイヤーなので、個人として結果を出すこと!どんな形でもいいのでベストナインを取りたいです。またチームとして泥臭くでも勝利し、リーグ優勝、日本一を取れるように頑張りたいと思います。その為にも、今回教えて頂いた事を継続して、更にレベルアップ出来るようにしていきます。」
法政大学・2年 ・ 石川達也君
腰痛・股関節痛の改善、柔軟性・パフォーマンスの向上のため来院
①石川達也君・整復前・2018.2.1
②石川達也君・整復前・2018.2.6
③石川達也君・投球変化・(セットポジション)2018.2.1~.2.5
治療後の感想文「整復の旅」
「 本当体が柔らかくなるのかと、少し心配がありながら来ました。
僕が山内整骨院に来た理由は、体のズレと投球フォームの修正と体を柔らかくするためです。僕は前から、腰が痛かったり股関節に痛みがあったりしていて、そこを治して貰おうと思ったのと、投球フォームでインステップや投げる時に体が後に反ってしまうのがずっと前から気になっていて、そこも治したいと思ったので、先日大学で行われた山内先生の講義を聞いて行ってみようと思いました。
さて、こっちに来て体のズレがどのくらいあるのかと思っていましたが、写真を撮って見せて貰ったら足や膝、肘の位置がズレていました。こそして初日に整復をしたのですが、ズレを治す時に足を引っぱられるのですが、それがめちゃくちゃ痛かったです。
体も硬くて、最初は全然開脚できませんでした。しかし院長の指示通り、サンドバックを蹴ったりストレッチをしたり、治療を受けていました。福井に来て3日目4日目くらいには、だいぶ体も柔らかくなってサンドバックを蹴るのもだいぶ上手くなりました。投球フォームをチェックしてみたりすると、投げる時の体の反りや足の歩幅がだいぶ変わっていてびっくりしました。
こっちに来て何日目かに院長がキャッチボールをすると言って近くの高校の室内練習場に連れて行ってくれました。こっちに来る前のボールの質や伸びより、院長の治療を受けて以降に投げたボールは、指のかかりも良く質や伸びも良くなっていたと思います。
こっちに来て1週間くらいが経った頃には、体が180°まで開くんじゃないかってくらい体が柔らかくなっていました。足のズレや膝のズレ、肘のズレも揃って何ともなく、投げ方も少しは良くなっていると思います。足の上がり方や右足を踏み込んでからの体重の移動の仕方、最後の指のかかりや右足の踏ん張りができるようになりました。
残り3日間くらいの時、院長から「背が伸びたか?」と言われたのですが、僕自身治療を受けて整復をしてから姿勢が良くなったと思っていたので、「やっぱり姿勢が良くなったね」と院長に言われて嬉しかったです。
僕の今年の目標としては、まずケガを無くして春の練習試合などで投げさせて頂き、リーグ戦のベンチ入り、チームのリーグ戦優勝、日本一に少しでも貢献したいと思っているのと、昨年は1年間ケガで何もすることが出来なかったので、その悔しさを晴らしたいと思います。
自分の夢でもあるプロ野球選手になるためにも、今年は自分の中でもその第一関門だと思っています。今年少しでも活躍して、プロのスカウトの方々の目に止まる選手になれるように頑張っていきたいと思います。
山内整骨院で教わったケガのしにくい投げ方やストレッチのやり方などを大学に帰ってもやっていきたいと思います。この10日間とても良い経験をさせて頂きました。
ありがとうございました。
P.S、来る時に神奈川も少しは雪がありましたが、その想像をはるかに越す雪が福井で降ったのでびっくりしました。(滞在中に、福井は37年ぶりの大雪になりました。)雪かきとても大変でした(集中治療合宿風景2018・2月号(6)と(10)参照)。
平成30年 2月10日」 」
前の記事:通院治療例
次の記事:集中治療合宿2018.1